初心者こそリスクシュミレーションを使おう

トラリピ

こんにちは、まーです。

リスクシュミレーション使っていますか?

リスクシュミレーションの見方、使い方について理解されていますか?

リスクシュミレーンはスマホアプリではなくPC版でしか使えないツールですが、とても便利な機能なので是非使い方をマスターして下さい。

この記事を読めば分かること

リスクシュミレーションの便利な使い方について説明します。

トラリピで複数通貨ペアを運用する時のロスカットレートをどのように把握されていますか?

単一通貨ペアの場合はトラリピ運用試算表を使えばロスカットレートを確認出来ます。

しかし複数通貨ペアを運用する場合はトラリピ運用試算表ではロスカットレートは確認出来ません。

複数通貨ペアを運用する時のリスク管理はどうすれば良いんだ?

複数通貨ペアを運用する場合はリスクシュミレーションを使おう

複数通貨ペアを運用している場合のロスカットレートはリスクシュミレーンを使い証拠金維持率100%を下回らないように管理することが大事です。

この記事を読めば分かること

リスクシュミレーションの便利な使い方について説明します。

マネースクエア

リスクシュミレーンとは

トラリピを使う上で単一通貨ペアで運用している場合は、トラリピ運用試算表でリスク管理が出来ます。

しかし複数通貨ペアを運用している場合は、トラリピ運用試算表ではリスク管理は出来ません。

そこで使うのがリスクシュミレーションです。

リスクシュミレーンを使うことでレート変更、ポジション追加、ポジション決済、入出金等を模擬的に行うことで証拠金維持率の変化を把握しリスク管理が出来るようになります。

リスクシュミレーションの見方

リスクシュミレーンを使う前に基本的な見方について説明します。

トラリピにログインし「MENU」をクリックし、ツールの「リスクシュミレーション」をクリックします。

リスクシュミレーションのツール画面は5つの表示構成に分けられています。

  • 実装例
リスクシュミレーションの見方

①シミュレーション操作メニュー :各種シミュレーションの操作メニュー
②レート : 各通貨ペアのレート(上段が現在レート/下段がシミュレーション結果レート)
③ポジションサマリ :ポジションや評価損益、証拠金のシミュレーション結果が反映される
④口座状況 : 証拠金維持率や必要証拠金のシミュレーション結果が下段に反映される
⑤シミュレーション操作履歴 :シミュレーション操作の履歴が表示される

リスクシュミレーションは操作メニューから「レート変更」「入金・出金」等のシュミレーションを実施することで証拠金維持率の増減を確認しリスク管理を行うための便利なツールです。

マネースクエア

リスクシュミレーションの使い方

リスクシュミレーションの基本的な見方が分かったところで、次は具体例を使って操作方法について説明します。

レート変更のシュミレーション

例えば操作メニューの「レートを変更してみる」を使い証拠金維持率が、どのように変化するかシュミレーションしてみます。

①「レートを変更してみる」をクリックする。

②EUR/JPYのBIDを「160円」に変更する。

  • 実装例

この時のシュミレーション結果が

  • 実装例

①EUR/JPYのレート(下段)が「160.000円」に変更した時のシュミレーション結果は

評価損益(下段)が「-1,665,927円」

シュミレーション結果

証拠金維持率(下段)が「198%」

このような結果になりました。

次に例えばロスカット(証拠金維持率99%)になるレートを知るには

  • 実装例

このようにEUR/JPYのレート(下段)を「167.200円」に変更すれば「証拠金維持率99%」つまり167.2円まで上昇すればロスカットになることが分かります。

60日後のスワップのシュミレーション

次に操作メニューの「日数を進めてみる」を使い60日後のスワップが、どのように変化するのかシュミレーションしてみます。

①「日数を進めてみる」をクリックする。

②「60日」を入力し登録するをクリックする。

  • 実装例

この時のシュミレーション結果が

  • 実装例

①証拠金維持率が「330%→317%」に低下

②評価損益が「-864,371円→-948,691円」に増加

シュミレーション結果

60日後のスワップは「-84,320円」

このような結果になりました。

但しスワップについてはシュミレーションした時のスワップが反映されるので、実際の数値とは異なります。

新規通貨ペア追加のシュミレーション

次に操作メニューの「ポジションを持ってみる」を使い新たな通貨ペア「EUR/GBPの売りトラリピ」を追加した時のシュミレーションを見てみます。

「ポジションを持ってみる」をクリックする。

「EUR/GBP」を選択する。

「売」を選択する。

「0.85~0.95」のレンジを入力する。

「30」本を入力する。

「0.1」万通貨を入力する。

  • 実装例

この時のシュミレーション結果が

  • 実装例

証拠金維持率が「332%→288%」となりましたが、この時点では保有している通貨ペアのレートが変更されていません。

今回ポジションを持っている通貨ペアは全て売りポジションのため各通貨ペアのレートが全て上昇したことを想定しシュミレーションします。

実際には有り得ない動きだとは思いますが…シュミレーションしてみましょう。

「レートを変更してみる」をクリックする。

「EUR/JPY」のBIDを「165円」に変更する。

「EUR/GBP」のBIDを「0.99000ポンド」に変更する。

「AUD/NZD」のBIDを「1.15NZドル」に変更する。

  • 実装例

証拠金維持率が「332%→24%」になりロスカットの結果になりました。

  • 実装例

このシュミレーション結果からは新たな通貨ぺアの追加は出来ないことが分かります。

ではどうすれば良いのか?

ここで更に80万円入金した時のシュミレーションをしてみます。

  • 実装例

証拠金維持率が「104%」に上昇しました。

このシュミレーションで分かること

EUR/GBPの売りトラリピを0.85~0.95ポンドに0.1万通貨30本追加する場合は追加資金として80万円が必要

まとめ

このようにリスクシュミレーションを使うことでロスカットを未然に防ぐためのシュミレーションが出来ます。

今回リスクシュミレーションを使って説明したこと以外にも例えば

リスクシュミレーションの他の使い方
  • ポジションを決裁して損切りをした場合どうなるのか?
  • 損切りした後に他の通貨ペアを追加することは可能か?
  • 全てのポジションを決裁し新たな戦略を組み立てたシュミレーション

リスクシュミレーションとしての使い方は色々あります。

「初心者こそリスクシュミレーションを使おう」と題してリスクシュミレーションの使い方を説明しましたが、既にトラリピ運用されている方も是非リスクシュミレーションの使い方をマスターしてリスク管理を徹底して下さい。

トラリピは自動売買として日頃忙しい方には、とても便利なツールですが定期的なメンテナンスは必ず必要です。

ロスカットにならないためにも是非リスクシュミレーションの使い方をマスターしてリスク管理を徹底して下さい。

マネースクエア

人生を楽しむための一歩を踏み出しましょう。

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